当社はアジア・欧州に5つの製造拠点を持つ自動車部品メーカーです。各拠点で異なるERPシステムが運用され、財務報告の統合に多大な時間と人的リソースを要するという構造的な課題を抱えていました。Turning Point Corporateのチームは、単なるシステム導入ではなく、全社的なビジネスプロセス監査からプロジェクトを開始しました。
彼らが実施した詳細な現状分析とボトルネックの特定は、我々の内部では気づけなかった、在庫管理と原価計算プロセス間のデータ断絶という根本原因を明らかにしました。SAP S/4HANAへの移行計画は、この断絶を解消するための業務フロー再設計を中核に据えたもので、移行後は月次決算処理時間が40%短縮され、リアルタイムなコスト可視化が可能になりました。
特に印象的だったのは、各国の現地法規とIFRSの両方に対応した財務コンプライアンス・フレームワークの構築サポートです。移行プロセス全体を通じて、リスク管理と統制が徹底されており、監査法人からの評価も非常に高いものとなりました。これは単なるITプロジェクトではなく、当社の経営基盤を強化する真のビジネストランスフォーメーションでした。